西条は、灘の1つの郷くらいの広さで駅近くに8件ほど酒蔵がある。
また、駅から13Kmほど南にも1件あるらしい。
訪れたのは昼頃、さっそく腹ごしらえをと、観光案内所で教えを請う。
西条は美酒鍋というものが名物らしくそのお店も教えてもらい行くことに。
歩くことしばし、佛蘭西屋(フランス屋)へたどりつく。
1Fが洋食、2Fが和食、しかし目当ての2Fは満席とのこと、洋食へ入る。
ここで、「美酒煮込みランチ」というのをたのむ。これは※峠下牛のほほ肉を日本酒と
赤ワインで煮込んだものらしいが、とてもやわらかく上品な味に満足した。
もちろん、前菜も結構凝ったもので、目にも美味しく、本日のスープはさつまいもの
スープだった。勝手な思い込みだが、野菜も地元のものだろう。
満足した腹ごしらえを終え、食事時の吟醸辛口が気持ちを高揚させているのを感じ
ながら酒蔵めぐりへと出かける。
賀茂鶴、福美人、賀茂泉、亀齢(キレイ)、西条鶴、白牡丹(ハクボタン)と回るが、
蔵を重ねるごとに酔いが深くなる。どの蔵も気前よく試飲(?)させてくれる。
どの蔵も個性的なお酒を作っている。
賀茂鶴は全国ネットなので皆様ご存知のように美酒です。
福美人は伏見を思わせる、やさしくふんわりとした口当たり、美味しい。
賀茂泉では吟醸はもちろん、特に輸出用の「SUMMER SNOW」が印象に残った。
亀齢(キレイ)は西条の女酒といわれるなかで辛口が飛びぬけて旨い。
西条鶴ではさらりとした口当たりであとくちの切れる純米酒を頂ました。
白牡丹は甘口なのにキレがある旨い酒とでも言いましょうか、とても美味でした。
ここまで、くると、もうそろそろ限界。駅近くの残り2件(山陽鶴、賀茂輝)を残し
酒蔵の煙突に、「また来ます」と挨拶して宿へ急いだ。
※峠下牛(たおしたぎゅう)